kTsuru's diary 家づくりのはじめに必ず読んで下さい

一級建築士が教える本当のこと

建築(ザ!長持ち)

実は、、、

ヨーロッパの住宅ですが

家の建替えは

数百年単位というところが結構あります。

地震がないとか理由はありますが、)

 

ヨーロッパの方々は

先祖から譲りうけた住宅を

メンテナンスしながら使い、

 

住宅ローンに追われることもなく、

お金をバカンスで使ったりして

とっ~ても

幸せに暮らしています。

 

で、

日本は

住宅は30~50年が一般的です。

 

えっ

てなりませんか。

 

 

最近

日本の住宅メーカーでも

100年

とかありますが、、、

 坪あたりの費用がかなり割高です。

 

 

日本も

法隆寺の回廊のように

飛鳥時代から

千年以上も長持ちしている

木造建築があります。

無垢のヒノキ材が使われていて

湿気がすくない風通しのよい場所に

建てられて、

さらに、

メンテナンスも定期的に

行われていているからだと思います。

 

なぜ

住宅は

30~50年という短い単位なのか。

 ここでぶっちゃけます。

  

まず、

構造材に

 

白アリに食べられやすい木材が

使われているからです。

 

あと、

場所によっては

家々が密集していて

風通しがよくない環境も原因としてあります。

特に風呂やキッチン下は

本当に湿気が溜まりがちです。

 

 

 

また、家のメンテナンス費用まで

予算を考えられない。

毎日家族の生活でいっぱいいっぱいで

家のことまでは、、、、

って方が大半です。

実際

白アリ駆除には費用が数十万かかって、

数年単位で必要になってきます。

 

 

 

っで、気づいたら

建て替えしないといけない状況になっていた

というお客様がほとんど。

 

 

わたしの家も実は

毎年、初夏の時期に

白アりが風呂場の床のすき間から

大量に沸いて出てきます。

 

ただ、

ほんとうに

おかげさまで

コンクリート造なので

建て替えするほどまでには至っていません。

簡単な殺虫材や

隙間コーキングで済んでます。

 

木造で新築住宅をお考えの方!

 

どうか構造躯体は必ず

「防蟻防腐材加圧注入」されたものでお考えください。

加圧注入は木材の芯まで薬がしみこんでいます。

なので、長持ちします。

 

以前、20年以上も経過お客様の家のお風呂の解体したとき

躯体状況を見させてもらったのですが

土台は加圧注入されたものが使われており

本当にきれいな状態でした。

 

そして、できれば構造躯体は

ヒノキ材をご指定ください。

元々白アリなどの害虫につよい樹種です。

 

で、

見積もると100万以上の追加費用があると思います。

 

でもでも

 

毎年、白アリの沸いて出てくるのを

見ることになりかねません。

 

「地面のある所に白アリはいます!」

普段見かけませんが

「地面のある所に白アリはいます!」

 

 

最後にまとめると

①構造躯体は防蟻防腐材加圧注入されたもので

②できれば風通しのよい環境で

③定期的なメンテナンス予算を考慮してください。

 

長い目で

孫の代まで

安心してすめる家にしませんか。